国際結婚のメリット・デメリット-日米夫婦の本音-

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国際結婚のメリット・デメリットをよく聞かれるので、書いてみたいと思います。私たちは、アメリカ人×日本人の国際カップルです。アメリカで結婚、現在はアメリカ在住です。言語や居住地の選択肢等、国際結婚ならではの良いところ、そして書類や手続き、賃貸やローンなど大変だと思うデメリット、ふとしたときに感じるめんどくささなど、正直に書いちゃいます!

私自身、「国際結婚をしたい」と思ってしたわけではないので、正直あまり考えたことがありませんでしたが、この機会に夫にも聞きながら、書きました。

目次

国際結婚のメリットとは?

両国に住むことができる

これは相手側の国のビザシステムなどにもよるとおもいますが、アメリカ×日本の国際結婚の場合、アメリカに住む場合でも日本に住む場合でも「配偶者ビザ」を申請し、取得できれば、どちらの国にも住むことができます。

日本の配偶者ビザの申請や、アメリカの配偶者ビザ・フィアンセビザについては別記事で書いています。

子供の国籍

こちらも国によって国籍取得の条件が異なりますが、アメリカ×日本の両親の場合は、どの国で生まれても「アメリカ国籍」「日本国籍」を取得することができます。※もちろん提出等が必要です

言語習得

国際結婚といえど、母国語が同じケースもありますよね。イギリス×アメリカ、オーストラリア×ニュージーランド、など英語圏の場合、またはドイツ語やフランス語、スペイン語なども複数国で話されています。

しかし、お互いの母国語が異なる場合、言語が飛び交うことになります。メリットでもありデメリットでもあるかもしれませんが、お互いの母国語を勉強しやすい環境になります。

私たちの場合は、夫が現在日本語を勉強しているので、なるべく私のほうでもサポートしています。

嫁姑問題

これは家族によりますが、国際結婚の場合(とくに離れて住んでいる場合)、義母からいろいろとうるさく言われたりすることは少ないです。

私は、子供のこと(プランや子育てなど)や料理のことなど、一切言われたことがありません☺とても楽です。

私の友人は日英バイリンガルですが、義母がスペイン語話者のため、理解ができず、何を言われても気にならないとのこと(笑)

苗字を選べる(夫婦別姓可能)

日本では、現在、夫婦別姓が認められていません。しかし、国際結婚の場合、外国人側が戸籍を持っていないため夫婦別姓にすることが可能です。

また、自分の苗字をキープ(苗字を変えない)、相手の姓にする、複合姓にする、と選択肢が多いのは良い点かなとおもいます。

ちなみに私は、複合姓にしました。夫も複合姓にし、日米両国で夫婦共に同姓です。

国際結婚のデメリット

ペーパーワーク(書類)

ビザ関係などどうしても書類が多いです…。日本に住む場合でも、日本の配偶者ビザの申請が必要になりますし、アメリカに引っ越す際もビザの申請等で手続きをしました。

経済面の負担

ビザの申請や手続き関連で手数料などがかかります。とくにアメリカのビザはとてもお金がかかりました…!

また、ビザのステータスによっては、一定期間働けなかったりすることもあるので、片方の収入で生活せざるを得ないこともあります。

そして国境をまたいだ引っ越しは、飛行機代だけでなく、荷物が多ければ多いほど郵送料がかかります。住居を探して契約するまで一時的に滞在する場所の費用なども地味に高いです。

どちらかの国に1年に1度帰るのも航空券などがかかりますね。海外旅行に行くのと同様の気持ちで貯金しています。

文化の違い

いわゆる「カルチャーショック」が起こるのが国際結婚あるあるです。

とくに、イベントごと、お祝いの仕方、結婚式、お墓、義家族との交流、お金の管理、などさまざまなことで意見が食い違うことも。とくに冠婚葬祭は、文化の違いが顕著にでる&義理の家族との交流もあるので、色んな意味で大変です。

コミュニケーション

お互いに母国語が異なる場合は、やはりコミュニケーションをとるときに障害となることも。言語がすべてではなく、話し合いや解決方法など、どのように&どのくらいコミュニケーションをとるか?などは、とても大事だと感じます。

不動産関係(賃貸、名義やローンなど)

この件は、詳しく別記事で書こうと思っていますが、日本で賃貸をする場合、残念ながら「外国人NG」物件があるのは事実です。

また、日本で不動産を購入する際も、ローンを組んだり名義をいれることに少なからず障害があります…。

家族との遠距離

お互いの国のどちらかに住む場合でも、片方の家族とは離れて生活することになります。また、第三国に住む場合は、両方の家族とは離れて生活することになります。

何かあったときにすぐに駆け付けることができなかったり、お互いに(物理的に)サポートし合うことは難しいです。

私たち、日米夫婦の本音

正直、”国際結婚の”メリット・デメリットって考えたことありませんでした(笑)

国籍は、要素の一つ

私たち夫婦にとって、国籍はそんなに大きな問題ではなく、正直「背が高い」のようなと個性のひとつ程度にしか思っていません。

夫も、「日本人と結婚するなんておもってなかった。むしろ結婚すると思ってなかった」と言っています(笑)私も正直、アメリカ人と結婚するとはおもっていなかったし、なんなら結婚願望もありませんでした(笑)

めんどくさいのは事実(笑)

ただ、本音をいうと、やはり「めんどくささ」はあります。それは、お互いのことではなく、やはり書類関係、手続き、引っ越しなどです。

でもそれさえも協力して乗り越えられれば問題なしです😊

メリットもデメリットも考え方次第

一番大事なのは、夫婦でしっかりとコミュニケーションをとって、同じ認識でいることかなとおもいます。英語でいうと、「Be on the same page」。

どんな状況でも、メリット・デメリットはあるもの。良い面にフォーカスして、ネガティブ面ともしっかり向き合ってひとつひとつ乗り越えていくしかないなと思い、夫とチームとして協力し合っていきたいと思っています😊

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