2021年10月、アメリカから日本へ一時帰国をしました。コロナ禍のため、渡航前PCR検査、フライトへの持ち物(検査結果・陰性証明書・ワクチン摂取証明書)・空港での検疫など、入国が通常とは異なります。米国人の夫との一時帰国だったため、通常不要であるビザの取得、オンラインチェックインができない事象も発生。どなたかの参考になればと思い、書き残します。
あくまでも個人の体験談です。ルールなどは都度変更になるため、必ずご自身でご確認ください。また、海外からの一時帰国を”不要不急”と考える方もいらっしゃると思いますが、一時帰国する必要があり帰国しております。
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一時帰国(渡航)の際の持ち物
いろいろと変更が発生するので、常に日本政府のサイトや持ち物は本当に何度も確認しました。
搭乗前準備
下記は、空港へ行く前に済ませておきました。
- MySOSのインストール
- COCOAのインストール
- 質問表Web:COCOA内で質問の回答&回答後に表示されるQRコードのスクリーンショット
- (iphone以外の場合:GoogleMaps等位置情報設定・保存 )
- ビザ(外国籍の夫のみ※下記詳細)
ファイルに入れておいたもの
夫の分、私の分、それぞれファイルにいれて、手荷物へ。
- 検査結果(英語):検査期間から受け取ったもの
- 陰性証明書(厚生労働省所定フォーマット):検査期間から受け取ったもの
- ワクチン接種証明書元本のコピー(元本も持っていますが、提出用にコピーしておきました)
別途、手荷物に持っていったもの
- ワクチン接種証明書(元本)
- ワクチン接種証明書元本のコピー:予備
飛行機内で配布されたもの
ANA機内で配布しているとのことだったので、自分では用意していきませんでした。機内で一部いただいて記入、入国前に完成させておきました。
- 誓約書
- 健康カード
- (税関申告書)
渡航前:事前PCR検査
2021年10月現在、海外から日本に渡航する際には、国籍に限らず(日本人も)陰性証明書が必要です。
検査機関
私は、US Speciality Labというところで受けました。
日系の病院で検査&証明書の記入をしてもらえるといちばん楽だとおもいますが、近所の日系クリニックでは検査をしていませんでした。そのため、「(英語の)検査結果を持ってきていただければ、転記しサインすることは可能です」とのことでした。
日本渡航用のPCR検査料金
Japan Travel Packというのがあり、$120でした。安くはないですが、高すぎるわけでもないかなとおもいます。
パッケージに含まれているもの
- 検査結果(医師のサイン入り)
- 厚生労働省所定フォーマットの陰性証明書
検査後、24時間以内に結果が受け取れます。ラボでは、月〜金は検査実施、土日は検査はしていないが結果の受取はできるとのことでした。私は、土曜の夜に出発だったため、金曜日の朝に受けるように予約しました。
ドライブスルーPCR検査
「時間通りにくるように」とのことだったので、予約時間ぴったりに着くように行きました!
ドライブスルー形式だったため車の中に座ったまま、本人確認と検査(鼻から)でした。夫と私の2人だけだったので、所要時間は約5分程度でした。
土日に検査結果の受取はできるとウェブサイトにかいてあったのですが、当日、
とのことでした。アメリカらしいなあと思うと同時に、スケジュールに余裕を持たせておいてよかったと思いました。
12時ごろ、検査結果が出たとの連絡がありました。用事が済んでから14時ごろに受け取りに行きました。
フライト:アメリカ→日本・羽田空港(HND)
さて、いよいよ渡航当日です。航空券は、米国籍の夫と2人分をANAでまとめて購入していました。
- ユナイテッド航空:サンディエゴ→ロサンゼルス
- ANA:ロサンゼルス→羽田
事前オンラインチェックイン
ユナイテッドでの国際線、ANAでの国際線、両方ともフライトの事前チェックインを試みました。しかし、何度試しても事前チェックインができず…。当日、早めに空港へ向かうことにしました。
空港カウンターでのチェックイン
サンディエゴ空港で、ユナイテッド航空のカウンターへ行きました。
とのことでした。パートナーと国籍が異なる方などは、もしかしたら同じことが発生するかもしれません。カウンターで無事にチェックインができて安心しました。
乗り継ぎ:搭乗口で再度書類確認
サンディエゴ空港のユナイテッド航空のカウンターで乗継便(LAX→HND)のほうもチェックインをすませていたものの、ANAのサイトではまだチェックインできてないと表示されていました。
そのため、搭乗口カウンターでANA職員の方に事情を話したところ、「こちらでも再度書類を確認させてください」とのことで、再度、パスポート・QRコード(スクリーンショット)・アプリのインストール・陰性証明書の確認がありました。
機内での記入書類
搭乗後、既述の誓約書・健康カード・税関申告書などまとめた書類を一式もらいました。英語版もあるので、夫は英語版をいただきました。機内で記入を済ませるように案内がありました。
羽田空港到着後の流れ
羽田空港着陸からPCR検査まで
朝4時すぎ、羽田空港第三ターミナルに着陸後、機内アナウンスが流れ、
とのことでした。その後、またアナウンスが流れ、
- 国際線の乗り換えがある方
- サポートが必要な方
- ファーストクラス
- その他
という順で降機しました。そして歩きます。ひたすら歩きます。しっかりと案内がされているため、迷ったりすることはありませんが、とにかく遠いです。
検疫:書類確認・抗原検査
やっと受付につくと、一番最初にQRコード・パスポート・陰性証明書・アプリが入っているかの確認をされました。
このあとは、カウンターにて必要書類などのチェックがあり、そこからまた次のカウンターへと移動してチェック、とどんどん移動していきます。
- 書類の記入内容の確認(細かく複数箇所にわかれていました)
- ワクチン証明書があるかの確認
- 抗原検査(唾液を使った抗原検査です)
- アプリや設定項目などは、ひとりの職員がひとりずつについて確認
待機場所で、検査結果が出るまで座って待ちます。ここに自動販売機がありました😊
検査結果が出ると、スクリーンに番号が表示されます。自分の番号が確認できたら、カウンターへ行き手元の紙を渡し、その番号を照会して結果を知らせてくれます。陰性の場合は、それを持って、次は入国審査です。
入国審査
私は「日本パスポート」のほうへ、夫は「日本パスポート以外の方」のほうへ。私のほうは、私以外だれもおらず…自動ゲートなのでパスポートを下向きにしてかざし、顔認証をしておわりです。入国・出国の日にちを残しておきたかったので、「帰国」スタンプを押してもらいました。
彼のほうは、前に3人ほどいたそうです。15分くらいかかって無事に出てきました!
預け荷物の受取
私が先に預け荷物の受取場所へ到着しました。ANAの方がいらっしゃって、名前を聞かれて答えると、すでにカートに乗せておいてくれたようでそのカートごと受け取りました。
荷物を間違えることもないし、間違えて他の人の荷物をさわったり・触られたりもないので、衛生面でもとても良く、助かりました!
税関(申告書提出・荷物検査)
入国か帰国か尋ねられ、一時帰国である旨を伝えました。スーツケース1つ開けられ、ポーチの中身などもかなり細かく確認されました。いままで海外旅行から日本に帰国した際に調べられたことはなく、初めてでした。
所要時間:着陸から出口までかかった時間
だいたいの時間を書いていきます😊
- 4:05ごろ 着陸
- 4:15ごろ 降機
- 4:35ごろ 検疫所到着
- 5:10ごろ 検査結果が出るまで待機
- 5:30ごろ 検査結果
- 5:40ごろ 入国審査
- 5:45ごろ 荷物受け取り、税関
- 6:00まえ 出口通過
コロナ禍:日本帰国の際の注意点
常に新しい情報を手に入れる
まだまだ状況が変わりやすいので、私は下記に注意しました。
- 毎日必ずニュース・厚生労働省のサイトなどを確認
- 実際に日本帰国した人のレポートを読む
渡航前PCR検査
検査を受ける場所の情報、予約の要不要などは、余裕を持って事前に調べておきました。
日本政府側の要件が変わったりするので予約等を早くしすぎるのは心配ですが、把握しておくのは大切だと思いました。
検疫:ファイルなどがあると便利
検疫の際は、パスポート、QRコードの提示、陰性証明書、宣誓書、ワクチン証明書のコピー、税関申告書、と本当にたくさんのものを持ち歩いて、見せたり返してもらったり…を繰り返します。
検疫:飲み物やトイレについて
降機からテスト結果を待つ待合室まで、1つも自動販売機がありませんでした。トイレも、検疫前にしかないので、検疫所に着く前に済ませておきましょう。
外国籍のパートナーとの帰国の場合
ビザの取得
現在、基本的には外国籍の方は日本に入国できません。
アメリカ国籍に関していうと、通常、アメリカ国籍の人は90日以内の滞在ならビザ免除です。しかし現在はコロナ禍なので、「短期滞在ビザ」を取るように推奨されています。
オンラインチェックイン
前述しましたが、ユナイテッド航空のカウンターの方いわく、現在、アメリカ国籍の方は日本便へのオンラインチェックインができないようです。
入国に必要な書類
コロナ禍の必要書類(陰性証明書、検査結果、宣誓書、ワクチン証明書※自粛短縮したい方、等)は日本人と同じです。上記の通り、ビザは必要かもしれないので、パートナーの方の国の大使館などに聞いた方が良いとおもいます。
検疫:英語での説明あり
検疫の各カウンターでは、ほとんどの場合、家族で隣同士で手続きができました。
夫には英語で説明してくれました。カウンターによっては、「Do you speak Japanese?」と聞かれ、私が「私は日本語で大丈夫です」と伝えると「じゃあ、奥様が聞いていただければいいので、ご一緒にどうぞ」と日本語の1つのカウンターに2人まとめて案内していただくこともありました。
外国籍(アメリカン)の夫と唯一異なっていたのは、「陰性証明書」の回収場所でした。私はわりと初めの方に回収されました。夫は、入国審査の際に回収でした。
以上、コロナ禍アメリカから日本への一時帰国レポートでした!