今回は、アメリカでの低用量ピルについて書いていきたいとおもいます。アメリカでは、一般的に、Birth Control(バースコントロール)と言います。
私は、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)があります。18歳のときに判明し、そこからもう10年ほど低用量ピルを服用しています。
アメリカへ移住してからも、低用量ピルを病院で処方してもらっています。病院での診察、処方箋について、低用量ピルの種類、料金、保険について書きます。
※PCOSについては別記事で詳細を書きたいとおもいます。
日本で服用していた低用量ピル
いままでは、日本で婦人科へ行き低用量ピルを処方してもらっていました。
これまでに飲んだことがある低用量ピルは、マーベロン、ファボワールです。両方とも成分がほぼ同じと聞いています。
飲み始めた時のみ、少し気持ち悪くなりました。その後10年ちかく服用していますが、とくに問題ないです。
アメリカのクリニックでの診察
いつも通り、電話でアポイントをとります。アポの日時に病院へいき、問診書の記入をし、看護師が血圧等計りました。
医師がきてから、服用中の薬、自分自身と家族の病歴、薬のアレルギーなど聞かれます。
私は、PCOSで18歳から低用量ピルを飲んでいること、日本で血液検査や子宮頸がん検診を毎年受けて問題なかったことも伝えました。
そしてドクターが処方箋を書いてくれることになりました。
アメリカの低用量ピルは保険適用?
この時、渡米してすぐだったため、保険がまだ使えませんでした。
一般的に、病院へ行くと「保険ある?」と聞かれます。
この日も聞かれたため、「まだないです」と答えると、先生が「保険なくても同じ種類のものを安く変えるか調べてみるね!」と言ってくれました。
服用中の低用量ピルの種類
ドクターが、私がいままで飲んでいたマーベロン・ファボワールと同じ成分のものを探してくれました。
現在飲んでいるのは、「sprintee」です。

ドクターがどこの薬局に在庫があるか?も確認してくれました😢親切に心から感謝しました💕
処方箋を持って薬局へ
私は、ドクターが電話で確認してくれた近所のウォルマートの中にある薬局へ行きました。
処方箋を渡して、名前を呼ばれたら係の方と少し話しました。ここでも基本的に病歴やアレルギーなどの確認でした。
その後、しばらく待つとまた呼ばれてカウンターへいき、薬剤師と話します。
ピルの飲み方など説明してくれて、質問ある?と聞かれました。
お会計をしてピルをもらって帰りました。
【保険なし】低用量ピルの値段
既述のとおり、保険がまだない状態でしたが、1シート(28日分)で$8でした。3シートまとめて購入したので、$24。
日本だと、保険適用外で1シート3000円程度払っていたので、約3分の1です。安いですよね!
アメリカで、保険があれば値段も変わってくるとおもうので、保険適用で処方してもらったらまた書きます。
アメリカの処方箋は複数回利用可能!
日本だと、処方箋は1度しか利用できず、さらに発行後5日以内などかなり厳しい期限が設けられていますよね。
アメリカの処方箋は、ドクターが「リフィル可能」と記載してくれれば、その期間内/回数は再利用可能です!
ウォルマート薬局のリマインド機能が便利
3ヶ月経つころ、ウォルマートからテキストメッセージが届きました。

そろそろリフィルの時期です、リフィル希望する場合は”YES”と返信してください

YES

明日の3時以降に準備できるので取りに来てください
なんと便利な!!彼が仕事のあとに取りに行ってくれました!
日本では、3~6ヶ月分しか処方してもらえないので、毎回カレンダーにリマインドをいれて診察予約をして通院していたので、アメリカのこのシステムとても便利だなあと思いました☺
《余談》宗教とバースコントロール
ここからは少し余談になりますが、アメリカらしいので書きたいと思います。
住んでいる地域の慣習や、宗教によっては、低用量ピルを使うことが良く思われていないことがあります。
避妊目的以外にも、生理痛の改善、ホルモンバランスの乱れ、PCOSなど様々な理由から低用量ピルを飲むということは少しずつ広まっていますが、やはり保守的な方はあまりよく思わないようです。
とくに私たちはもう結婚しているので、敬虔なクリスチャンである義理の祖父母は、私の妊娠を期待しているため、低用量ピルを服用していることは言っていません…。
以上、アメリカでの低用量ピル=バースコントロール(Birth Control)についてでした!
参考になれば幸いです。